介護休業給付の給付率引き上げ

雇用保険の介護休業給付については設定当初は25%でスタートし、平成13年に40%に引き上げられたものの、その後長いこと給付率の引き上げは行われませんでした。しかしながら、世の中の高齢化が急速に進み、昨今では介護と仕事を両立することができずに退職する「介護離職」が大きな社会問題になるなど、介護の必要性については日常化してきました。
こうしたことが背景にある中、平成28年8月1日付にて雇用保険法が改正され、介護休業給付の給付率が育児休業給付と同率である67%に引き上げられることになります。(介護休業給付額=休業開始前賃金日額×支給日数×67%)