コラム

組織はどうして老化現象がおきるのか④

四つ目の理由としては、組織規模が拡大していくことに伴う、組織での意思決定スピードの低下が挙げられる。これは組織が誕生すると同時に始まる問題である。例えば創業者が組織を形成する前に個人事業主として事業を営んでいた時代には、…

組織はどうして老化現象がおきるのか③

三つ目としては、組織ルール至上主義の弊害というものが挙げられる。 どんな小さな組織でも人が複数集まれば、そこには一定の約束事:ルールが必要となる。このルールは組織を運営していくための手段として機能する。ところが、だんだん…

組織はどうして老化現象がおきるのか②

企業組織における老化現象の理由の続きである。 二つ目として考えられるのは、創業時に共有された創業者メンバーの熱い思いが風化してしまうということだ。創業者は、何らかの形でやりたいことがありその組織を作ったはずである。それに…

組織はどうして老化現象がおきるのか①

企業組織に老化現象が現れるのはなぜか。筆者としては、①環境変化への不適応、②創業ビジョンの風化、③組織ルールの手段化、④意思決定スピードの低下、という4つの理由があると考える。 一つ目の大きな理由は、環境の変化に対応でき…

古い組織と新しい組織③

三越という企業の歴史を見ると、昭和30年代から40年代が一番の隆盛期だったのだと思う。その礎を築くプロセスについては、前項(古い組織と新しい組織②)で触れた。この時期は、企業としてもだが、百貨店という業態自体が一番ピーク…

古い組織と新しい組織②

私は三越という百貨店企業に勤務していた。三越は三井越後屋の略称である。創業は延宝元年(1673年)である。これは四代将軍徳川家綱の御代である。越後屋は三井家の開祖である三井高利が、江戸駿河町に開いた呉服商である。当時、売…

古い組織と新しい組織①

組織も生き物と同じように年をとっていく。永遠に生き続ける組織などはあろうはずがない。当然、古くなると病気にもかかる。老化現象も生じてくる。若いうちはちょっとした病気はするに治癒するものだが、高齢では治りが悪くなるのと一緒…