コラム

史実で考える評価技術

「若い時分は左寄りの思想にならない奴はダメな奴だ。でも、まともな奴は年をとってきたら右傾化をするものだ。」亡くなった祖父の言葉だ。この年になると、この言葉の意味するところが良くわかる。若いときは熱情的であることが大切。か…

ゼネラリストとスペシャリスト

企業における人材育成を考えていく上では、彼をゼネラリストとして育てるか、それともスペシャリストにするかによってその方法が大きく異なることを意識しなければならない。 ゼネラリストとは企業経営者・管理者であるので、当然経営全…

ライン&スタッフ組織

ライン組織とは、例えば事業部長の下に、3人の課長がいて、各課長の下に2人ずつ係長がいるというようにピラミッド型の形をとり、意思決定、業務命令の伝達を事業部長から課長に、そして課長からそれをブレークダウンして係長に伝えてい…

連結ピンモデルとしての新撰組

リーダーシップ論で有名なR・リッカートは、民主型リーダーシップを発揮するための組織構造として、重層集団型組織モデルというものを提唱している。これは組織ユニットのリーダーは、そのユニットにおけるライン長としての機能を発揮す…

就職活動スタート

3月1日に、いよいよ企業の会社説明会やエントリーシート受付が解禁され、2016年の新卒採用に向けた就職活動がスタートした。昨年までは説明会の解禁は3年生の12月だったが、3年後期試験に支障を来すとして大学側から日本経団連…

会議の意思決定

先日、三谷幸喜監督の清洲会議を見てきた。戦国時代にもかかわらず跡目を決めるのに武力ではなく、話し合いで意思決定がされていくというところの珍しさに着目した映画である。会議に参加した武将は、柴田勝家、丹羽秀長、羽柴秀吉、池田…

賃下げについて考える

賃下げについて、安易に実施できると考えている中小企業の経営者は、少なくないのではないか。業績が悪化をして、資金繰りにも窮しているときなどに、従業員の給料を少しの間我慢してもらって、急場を凌ごうと思うのは、経営者として自然…

賃金と労働時間

日本の労働法制では、賃金は労働時間を尺度として支払われるということが大前提となっているところがある。たとえば時間外労働をしたときに支払の義務が生じる割増賃金については、時間単位の賃金額に対して2割5分増し(休日労働は3割…

AIJ運用失敗に想う

AIJ投資顧問が年金資産に大きな穴を開けてしまった問題は、わが国の年金制度を再考する契機なのではないかと想わざるをえない。AIJ投資顧問が出した損失額は1582億円。このうち厚生年金基金が国の厚生年金代行部分において穴を…

厚生年金の支給開始年齢

昭和37年9月生まれである私の場合、厚生年金は65歳からでないと支給されない。厚生年金の支給開始年齢は、従来60歳であったものを、国民年金の支給開始年齢65歳と合わせるため長い期間をかけて段階的に上げていくことになってい…