新著について

昨年12月に新著「ホワイト企業の選び方」を出版した。主に大学4年生の就活生向けに書いたもので、就職後の労働条件や労働環境について、事前にしっかりと見定めるための鑑識眼を養ってもらうということが目的のものである。執筆しようと思ったきっかけは、次女の就職活動である。彼女や彼女の友人たちの就職活動を見ていると、SPI対策や業界研究などは一生懸命やっている一方で、労働法や労働条件に関する知識はほとんど持ち得ておらず、無いままに志望先を選ぼうとしている。そんな彼らの姿をみて、就活生に本来必要なはずのそうした情報をしっかりと提供してあげるべき書籍が必要なのではないかと感じ、本書を書き始めた次第である。(ちなみに次女は民間企業の就職から公務員試験に転じたので本書を直接役立たせることにはならなかった。)

ということで本書は就活指南本的な要素が大きいものであるが、それだけでなく労働法や人事労務全般の基本的な知識を身に着けることができる仕立てとなっているので、是非若手のサラリーマン・キャリアウーマンにも一読をして頂きたいものである。特にブラック企業にはまりリストラの対象にされそうな場合の対処法などの現実的なノウハウも満載にしている。