最低賃金のアップ額が過去最大に

2022年10月から適用される最低賃金については、全国加重平均で961円となり前年31円(3.3%増)という過去最大の引き上げ額となりました。最低賃金額は中央最低賃金審議会でその方向性を夏ごろ決めていくのですが、本年度は、インフレーションによるコスト増で企業運営にダメージが出ているという経営側と、インフレーションが家計に直撃しているという労働側との主張の差が大きく、例年に比べて交渉が難航しましたが、公益委員の口添えにて家計負担が大きく増加している状況を鑑み、結果として大幅なアップとなりました。首都圏周辺の地域別最低賃金額は以下の通りです。

東京都 1,072円 神奈川県 1,071円 埼玉県 987円 千葉県 984円 茨城県 911円 山梨県 898円